スピリチュアルである、ということ(2008.8.24)
 
 スピリチュアルなこと、に関心のある方が増えているようです。
 私も関心がありますが、私が関心のある「スピリチュアルであること」とは、「深い自分自身(=スピリット)につながって、ありのままに生きること」という意味なんです。

 人は誰でも、じつは宇宙でもなんでもすべてーにつながっていますから、自分に深くつながり直していくと天使とか見えることもあるでしょうが(ちなみに自分につながっていなくても、ただ能力的にそういうものが見える人もいます)、べつにそういうものは見えても見えなくても・・・ねえ。
 
 特殊能力が開花するウンネンより、とらわれや制限をなくして子どもみたいにプルプルと「生きることそのもの」を当たり前に楽しめるようになったほうがずっといいじゃん、と思うわけです。

 なので、自分を生きることを決め、くるりと向きを変えて「自分の内側」に向かい始めた皆さんのことこそ、「めちゃくちゃスピリチュアルな人!」と、いつも感動し尊敬して見ているのです。

 全部つながっているので、あなたがあなた自身を深く癒していくと、数珠つなぎで他の人も、動物も樹も花も地球も、みーんな癒されていきます。なので自分の内側を見て自分を本気で癒していくことって、すごいことなんです。自分を誇りに思ってください。

抜け道(2008.8.11)
 
 先日、外苑前の花火大会がありました。見たいなあと思いましたが仕事がありますし、チケット制だったので諦めていました。

 しかしちょうどその時間帯の予約がキャンセルになったので、外に出てみると。おお、晴々の前の道から、ばっちり見えるではありませんか!!

 絶好のビューポイントには、すでに人だかり。住民の方々はよくご存じらしく、もう道にゴザをしいての、イスを持ち出しての観覧体制です。車道の駐車帯までイスが出ていて、これってほんとはいけないんじゃ・・・と思いましたが、通りすぎるパトカーもなんとなく見て見ぬふり。
 よっしゃ、今夜は無礼講だ(使い方違う?)!ということで、住民のおじいちゃんおばあちゃん、こども、犬などに加え、西麻布のお店で働くかっこいい若者たちだのただ偶然通りかかった人々だのが入り混じり(鍼灸師もこっそり加わって)、皆で花火があがるたびに「おー!!っ」と盛り上がりました。

 うーん、べつに「わざわざ花火大会にいく」だの「チケットを買わねば」だの思わなくても、世の中いろいろ抜け道があるんだなあ・・と感慨にふけっているところへ、もう一つ抜け道が。近くのカフェの店員さんが急遽「ビールいりませんかあ」と売りにやってきました。なんていいタイミング。この商売上手。しかも「冷え冷えのコロナビール・フレッシュライムつき500円」て、ぼらないところが好印象。ばんばん売れていました(*私は残念ながらお酒は飲めないんですが)。

 固定観念て、ほんとにいらないものなのねえ・・・としみじみ思った、素敵な夜でした。

夏休み(2008.7.23)
 
 夏休みをいただいて、ハワイにイルカと泳ぎに行ってきました。

 朝起きたら、まず水着を着る。すぐ海に出て、ひたすらイルカと泳ぐ。
 帰ってきたらヘトヘトで、ごはん食べて寝る。
 
 そんなシンプルな毎日。思考ゼロです。

 自分がどんどん「生きものとしての本来のすがた」に戻っていくのがわかります。ほんとにとくに何にもいらない。

 考えてみれば、子どもの頃の夏休みって、こんな感じでしたよねえ・・・。

 できれば夏休みは、自然のなかで、なーんにも考えないで過ごせると、とっても元気になれると思います。


 しばらく顔が妙に黒いです。すみません。

海からの贈りもの(2008.6.30)
 
 先日、海開き前の海に行ってきました。

 そして、人生初くらいの熱心さで「貝拾い」に没頭してしまいました。
 「こんなにきれいなものが! こんなにたくさん! しかもタダで!」みたいな気持ち。
 いったいなぜ、こんな渦巻きに? こんなピンク色に?こんな縞模様が? いちいち感動して、友人に呼ばれてもまったく気づかない状態に。
 ほんとうは自然界のものはみんなそのように素晴らしいのですが。
 忘れてしまっていました。

 自分たちのすぐそばに、私たちの小さなルールとはまったく異なる雄大なルールで、人間の考えたことなんかまったく太刀打ちできないスケールで、脈々と営々と展開されている世界がある。海でも、山でも、北極でも。
 そう思うと、なんだかほっとしませんか。
 「まあいいか、なんとかなるか」みたいな。
 
 貝拾いの成果は、晴々の洗面台に6つほど置いてありまーす。

雑誌「Como」に載りました(2008.5.5)
 
 「Como」6月号「ママの心と身体のプチ不調解消講座」に晴々が掲載されました(170Pです)。書店で見かけたら、ちょっと覗いてみてくださいね(晴々にもしばらく掲載誌が置いてあります)。
 初めてみたママさん向け雑誌だったのですが、最近のママさん達ってほんとにキレイにしていらっしゃるんですねー。普通の女性誌と変わらない印象でびっくりしました。
 ひとつだけ気になったのが、この雑誌のコンセプト。「いつまでもきれいなママって言われたい!」。これって、「人の視線を主体にした」考え方ですよねー。今回の取材テーマにも「プチうつ」があったのですが、こころがやられる原因って、突き詰めると「人にどう見られるか、思われるか」にエネルギーがとられて、自分自身を生きられていないことがほとんどなんです。なので「いつまでもキレイな私でいるぞオー!」みたいな、自分主体な考え方のほうがいいと思うんですけど・・・。
 などと、余計なことを思ってしまう私でした。
 人にはどう言われてもいいから、じゃかじゃか好きなように生きましょう。

食べもの(2008.4.22)
 
 私は基本的に、「あれを食べるといい」とか「あれを食べるのはダメ」という情報が好きではありません。「食べる」というのは、人にとってすごく大切な行為で、情報だらけの今の世の中で、自分の本来の欲求を汲み上げるとても大切な行いだと思うからです。「いいから好きなもの食べようよ」って思います。
 でも私自身は、気づけば「玄米or雑穀ご飯+野菜」が一番の好物になっています。これは「からだにいいからそうしよう」と思った結果ではなく、治療師になって、毎日皆さんのからだの微かな声を聞き取ったり、自分のからだのケアもしているうち、自然にそうなってきてしまったのです。まずお酒が飲めなくなり、コーヒー、チョコレート、肉、牛乳、こってり甘いもの・・・と、どんどん「食べると気持ちが悪くなるもの」が増えていってしまいました。
 こう見えても(?)以前は「ワインとチョコレートとコーヒーがない人生なんて」というヒトだったのです。うそみたいです。
 「だから玄米と野菜を食べよう!」という気は全然なく、ただ「自分のからだやこころの本当の声を聞いてみませんか」と思います。いつも「やらねばならないこと」に押し潰されてしまい、ほとんど息もたえだえになってしまっているその声。それを聞いていったら、自分がほんとうに食べたいものって「わからずにはいられない」のでは、と思うのです。
 
テレビ(2008.3.12)
 
 私はテレビというものをほとんど観ません。先日、友人から話を聞いて興味を持った番組があって、久しぶりにスイッチをいれてびっくり。
 し・・・刺激が強い・・・。いえ、観たかった番組の内容自体はよかったのですが、それでも何というか、強制的に五感を全部持っていかれる感じがしました。しばらく目がちかちか、頭がんがん、息がはあはあ。しかしそれでも、その状態に10分もすれば慣れることのほうが恐ろしかったです・・・。人はほんとうに、刺激に慣れるものなのですね・・・。
 その夜は、途中で流れたCMソングがずっと頭に鳴り響き、なかなか寝付けませんでした。これ、毎日ずっと観ているって、だいじょうぶなのでしょうか・・・。
 「すごい不眠で」といらした方に、テレビをあまり観ないことをご提案してみたら、ずいぶん改善した例がありました。この方の場合はとくに、恐ろしいニュースや怖い番組というものに影響されていたのですが。
 思い当たる方は、試しにテレビを観る量を減らしてみてはいかがでしょうか?
 
「悪いこと」って起きてないです(2008.2.8)
 
 晴々の隣のスーパーさんが閉店することになり、今日は朝から閉店セールでお店は大混雑でした。レジは長蛇の列で、お客さんも店員さんもイライラ。そんななか、一箇所だけ涼やかな風(?)が吹いている場所が。
 それは若い男性店員さんのレジでした。彼のところは魔法のように早くレジが進むのです。しかもお客さんが彼には「お店残念だねえ」「これからもがんばってよ」などと温かい声をかけていて、彼は「はい、ありがとうございます」と一生懸命答えていました。「周りの環境のせい」にして自分のエネルギーを捨てばちに使っていないところがとっても素敵でした。
 人生に「悪いこと」というのは、じつは起こっていません。「あなたがよりあなたらしく、自然に生きられるように」修正してくれるための出来事が起こってくるだけです。あの店員さんは新しい職場で、今のお店ではわからなかった新しい自分の可能性を発見していくのだと思います。そのときに、今日のような真摯な態度に対して返ってきた、たくさんの人の後押しの気持ちのエネルギーが、助けてくれるのだと思います。
 こころやからだの具合が悪くなることも、「悪いこと」ではないのです。もちろん、今つらかったり苦しかったりする方に、なまじなことは申し上げられません。けれど必ず、「ああ、あのとき具合が悪くなってよかったなあ」と思えるときがきます。その光を、見ていていただきたいなあ、と思います。

自分の心と向かい合うこと(2008.2.4)
 
 晴々ではときどき、時期がきた方に「ご自分の心と向かい合ってくださいね」とお話することがあります。でも、これが苦手な方が多いようです。
 いちばん多い誤解が「それって自分のイヤな面を見るつらいことでしょう?」というもの。
 例えば「自分は本当はあの人に嫉妬している」などと気づくのはつらいことに思えるのかもしれません。でも、「それが自分のイヤな面」と思うことが誤解なのです。あなたが自分でそれを「イヤな面」と決めつけているだけで、時々お話を聞かせてもらうとき、私は「なんて正直ですがすがしいエネルギーだろう」と感じます。「嫉妬なんてありません」と見ないようにしているより、ものすごく素敵な状態だと感じます。聞かせていただいた私もとても癒されます。
 それに、その嫉妬をもっと見ていけば、それも結局誤解なのです。嫉妬していたのはその人のもつ何かが羨ましかったからで、そしてそれは、最終的には「自分にはそれがないからダメだ」と自分で自分を否定したいつかの時点に辿り着いていきます。
 からだとこころで本当に気づいたときに、そんな誤解は解放されます。それは本当に深い癒しで、何かとても大きなものに満たされていくと思います。
 なので「自分の心と向かい合うことは究極の楽しみ」と思い、オススメしている次第なのです。

フラワーエッセンスA(2008.1.21)
 
 フラワーエッセンスについて、多くのお問い合わせをいただきました。その代表的な内容を、ここでお答えしたいと思います。

@「何に効くのですか?」
 あなたが抱えてしまったエネルギーの滞りを、細胞レベルや潜在意識レベルから解放してくれます。例えば「なんだか不安」だった場合。フラワーエッセンスを使うと、その不安のエネルギーが解きほぐされて、気持ちやからだがラクになったり、そもそも何が不安なのかに気づいたり、あるいは実は不安なんてなかったのだとわかったり。どのように作用するかは人によって違いますが、とにかく今のその方に一番いいように働いてくれます。どなたにもよいものです。痛みやめまいなど、急な症状が起こりやすい方は、持ち歩いていると助けになることが多いと思います。

A「どうしてその花が必要だとわかるのですか?」
 その方に処方をしようと思うと、必要な花がヴィジュアルで見えます。そしてその方へのメッセージを伝えてくれるので書き取ります。

B「どうして花が見えるのですか?」
 長年治療を続けているうちに、だんだんいろいろなことができるようになってきた、としか言いようがありません。同様に、あなたのからだの声も聞こえてきますし、「あ、このツボだ」というのもわかります。お母さんがずっと赤ちゃんを見ていると「今はおむつ、今はミルク」とわかるようになる、みたいな感じじゃないでしょうか(ちょっと違うかなー)。
 
 そんな感じです。「興味はあるけどためらっている」方のために、初回トライアル料金を設定しましたので、よろしければご利用ください。

フラワーエッセンス(2008.1.2)
 
 みなさま、明けましておめでとうございます。今年も晴々をよろしくお願いいたします。
 さて、2008年から「フラワーエッセンス処方」を施術メニューに加えました。昨年からトライアルで何人かの方にお出ししていたのですが、「やっぱりいいものだなあ」と感じましたので、正式にメニューにいれました。
 フラワーエッセンスは、お花の持つ癒しのエネルギーを水に転写させた液体です。口の中やからだのまわりにスプレーして使います。お花ごとに癒しのテーマを持っていて、また同じお花でも人によって少しずつ作用が異なります。なんだか不安・自分を見ることができない・前に進めない・・・などなど、さまざまなエネルギーの滞りを細胞や潜在意識から優しく解放していってくれます。口の中やからだのまわりにスプレーして使います。
 ご自分で選んで使うこともできますが、晴々で処方をするときには、数あるお花の中から今のあなたにいちばん必要なお花が私のところにやってきてくれて、あなたへのメッセージを伝えてくれます。このメッセージを添えて郵送します。
 お花はほんとうに、人を癒したい、人の役にたちたいというエネルギーでいっぱいです。その優しさ、純粋さに触れるとつい涙がでてしまいます。
 よろしければお試しください。
 晴々がお花屋さんの上に引っ越してきたのも、偶然ではなかったのだなあ、と思います。

世界に一つだけの花(2007.12.19)
 
 青山の街を歩いていると、とっても個性的なお店によく出会います。「こ、この服はいったい誰が着るんだろう・・・」「こ、このメガネをかけた人に話しかけられたらどうしょう・・・」と思うような、斬新なファッション店。ごく普通そうな外見なのに、いつも行列ができているイタリアンのお店。古い器のお店。オーダーメイドのアクセサリーショップ。車で出店をしているカフェ。
 そういうところで、それぞれに楽しそうにしている従業員さんやお客さんを見るたび、「世界にひとおつだーけの花〜」と、以前はやったSMAPの歌が頭に流れます。
 自分の個性を咲かせること。自分がほんとうに何が好きで、何が不要なことなのか、はっきりさせること。自分のいのちを、どきどきさせて生きること。そういうことってつまり、「ありのままに自分を生きること=からだも治っていくこと」です。
 「お店に入るのも治療院に入るのも、同じことだなあ。」とぶつぶつ言いながら、治療院に戻る私でした。

青山のベストシーズン(?)(2007.11.28)
 
 今年は紅葉が遅いので、やっと今ごろ青山の木々も色づいてきました。表参道の並木道ももきれいですが、人が多いのがたまにきず。でも少し裏道に入ると、たちまち静かになってびっくりするくらい緑が多いのが青山という街のよいところ。
 晴々への道すがらでは、表参道駅から根津美術館までの道を少し表通りいからはずれると、なかなかよい感じです。個性的なお店もたくさんあり、今の時期は個性的なクリスマスデコレーションが見られて楽しいです。そして私が何より気に入っているのは、青山橋あたりの紅葉。急に視界が開けて大きな空の下に青山霊園の紅葉が広がり、「おおきれい!」と通るたびに言ってしまいます。
 夜しか来られなくて紅葉が見られない方は、クリスマスイルミネーションはいかがでしょう。表参道もきれいですが、晴々からは六本木ヒルズも徒歩10分程度。ここのけやき坂の青いイルミネーションは大人っぽくて美しく、左右のブランドショップに囲まれて歩いていると外国にきているようです。
 ということで、紅葉とクリスマス気分が同時に味わえるなんて、今が青山のベストシーズンなのでは・・・と思う次第です。でも移転が6月からなので、まだ知らない季節もたくさん。ベストシーズン記録(?)を書き換えたらごめんなさい。

ホメオパシー(2007.10.27)
 
 リンク集でもご紹介しているホメオパシー療法。欧米など諸外国では、専門の病院があったり薬局で普通に販売されているのですが、日本ではまだ「???」という方が圧倒的。
 ホメオパシーの日本語訳は「同種療法」。例えば風邪で熱がでてカラダが熱いときには、卵酒を飲んだり布団をたくさんかぶったりして、もっとカラダを熱くして汗をかき、風邪を追い出して治しますよね。このとき風邪を追い出したのは皆さんが自分の中に持っている「自然治癒力」。卵酒や布団がもっとカラダを熱くすることで、自然治癒力を後押ししたのです。
 この卵酒や布団にあたる、「自然治癒力を後押しするもの」を摂取する(砂糖玉に含ませたレメディというものを口にいれます)方法がホメオパシーなのです。
 鍼灸の治療原理も「自然治癒力を後押しする」点で同じなので、治療法としてとても相性がよいため、つらい症状や発作がある方、できるだけ薬を飲みたくない方などに併用をお勧めしています。副作用もなく、セルフケアの方法としてもとても優れています(レメディはインターネット等で購入できます)。
 私は現在ホメオパシー療法の専門資格を得るための勉強中。まだ専門的な処方はできませんが、関心のある方には内容をご紹介しますので、治療の際にお気軽にお問い合わせください。

雑誌「MAQUIA(マキア)に載りました(2007.10.26)
 
 10月23日に発売された女性誌「MAQUIA(マキア)」12月号の279Pに晴々が載りました。本屋さんで見かけたら、のぞいてみてくださいね。
 雑誌のテーマは「基礎代謝UPで太らないカラダ」。まあ、この要望で晴々にいらっしゃる方はめったにいらっしゃいませんが、「冷え性で」「むくみで」「疲れやすくて」etcの悩みを解決するということは、イコール「気の流れがよくなって基礎代謝が上がる」ということです。実際、体調がよくなるにつれ「なんだか痩せてきました!」という方はたくさんいらっしゃいます。(ちなみに痩せすぎだった方はふっくらしてきます。ちょうどよくなる、ということですね。)
 「健康になった結果として痩せて(あるいはふっくらして)キレイになった」というのが一番いいなあ、と思います。
 
ディクシャ(2007.8.14)
 
 新施術メニューに「ディクシャ」を取り入れました(詳細は「ご案内」をご覧ください)。施術の内容は「治療の間に何回か頭の上にしばらく私の手をのせる」だけなので、「あやしく見えてしまうかなあ」と思っていたのですが、意外にも(?)多くの方からリクエストを受け、そして好評です。目に見えない「気」を流していく鍼灸治療家としては、なんの抵抗もない施術なのですが。
 皆さんの反応としては、施術中や施術後は「頭が熱い」「頭がぴりぴりする」という方が多いです(とくに何も感じない方もいらっしゃいます)。効果の方は千差万別。「疲れにくくなった」「よく眠れるようになった」「あれこれ考えなくなった」「ケンカをしていたことがどうでもよくなった」「転職することになった」・・・etc。
 基本的に「その時のその人にとって最もよいように働く」ので、効果がどうでるかはわかりません。ただ、とても叶えたい願いがある場合は、ディクシャ中にそれを願うと、それがその人の道に反していない限りはかなりの確率で叶っていきます(ただし要する時間はさまざま。熟している果物はすぐ食べられるし、種から撒くばあいは時間がかかる、ということです)。
 効果についても千差万別なので、何も感じない方もいます。でもそれはご本人が気づいていないだけで、私から見れば「心もからだも随分変わったなあ」と思うことが多いです。
 そんな感じを楽しみにできる方は、どうぞお試しください。
 
青山に移転をして(2007.8.13)
 
 なんと、1年半も書いていませんでした・・・すみません。晴々もいろいろ変化がございました。
 その最たるものが、今年6月の目白から青山への移転です。目白もとてもよいところだったのですが、開放できる窓が少ない点がネックでした。皆さんたっぷり邪気を出していかれますので、治療ごとに換気扇とエネルギークリア用のパソコンソフトをフル稼働させていました。
 それが、窓がたくさん開いて、外には緑がいっぱい見える青山に移転したら・・・ちょっと窓を開けるだけで、エネルギーはあっという間にクリアされていきます。やはり自然は偉大です。患者さんの熟睡率も格段にアップしました。
 皆さんも、お仕事の合間などに少しでも窓を開けてみてくださいね。どんなリフレッシュ用品を使うより効果的だと思います。
 そんなわけで、目白が便利だった方々には大変申し訳ないのですが、ぜひ青山にもいらしてみてください。表参道、外苑前、西麻布と、周辺には素敵なお店がたくさんあって、皆さん楽しんでいらっしゃるようです。
 ちなみに、晴々の入ったマンションの1階にあるお花屋さんは、信じられない高品質と低価格です。ぜひ一度チェックを。
風邪の必殺撃退法!(2006.1.5)
  
 会う方会う方、風邪をひいている季節がやってきました。さて、冬の風邪には「必殺撃退法」があります。実行した方はほぼ皆さん成功していますので、ぜひ参考になさってください。
 うがいと手洗いで予防をするのは基本ですが、それでもゾクっときてしまった場合。最初のゾクッのタイミングで手を打つことが最重要ポイントです。ベストなのは@まずはドライヤーで背中全体を温めるAそれでも寒気の残る背中の数箇所にホットカイロを貼り付ける(肩甲骨の間と腰が基本位置)B葛根湯を2〜3包、熱いお湯に溶かして飲むC足湯をする、の4つをすべて行うことです。できればBとCは同時に、つまり足湯をしながら熱い葛根湯を飲むのがベターです。この時点ですでに背中にはホットカイロが貼り付いています。
 この@〜Cを行うと、最初のゾクッ段階であればほぼ確実に汗がでてきます。この汗とともに、まだ体の中に入りたてのカゼの邪気が押し出されて退散するのです。
 外出先でゾクッがきてしまった場合は、せめて葛根湯を2包以上飲んで(水でもやむをえません)、ホットカイロをたくさん背中に貼り付けましょう。つまり、葛根湯とホットカイロは、冬場は常時持ち歩いたほうがいい、ということです。そんなにかさばりませんからおすすめです。
 最初の段階で手を打ち損ねた場合、もう劇的には効きませんが、それでもまだ寒気があればこの方法は効果があります。寒気を通り越して発熱してしまった場合やこじらしてしまった場合は、やはり安静と休息で回復を待つしかありません。それもまた、体を休めるいい機会になりますので、無理して動こうとせず、どうぞお大事に。

どのくらいで治りますか?(2005.6.15)
 
 「どのくらいで治りますか?」。晴々には、肩こりなど軽い不調の方から社会生活が難しいほど重い症状の方まで、さまざまな方がいらっしゃいます。重い症状がある方ほどつらいのは事実ですから、よくこの質問をされます。
 さて、「治る」とはどういうことでしょうか。例えば頭痛ならこれが消えれば治ったといえそうですが、鍼灸では症状は同じ「頭痛」でも、さまざまな原因をみます。ストレス、肩こり、血が足りない、血流が悪い、水分代謝が悪い、熱が発生している、冷えが発生している、消化不良、etc。原因によって治療方法が異なり、治り具合も違ってきます。肩こりが原因のようなものは比較的すぐ治りますが、原因が内臓にあるような根深い場合は時間がかかります。また根深い原因の場合は、表面的な頭痛という症状がとれたとしても、原因部分を改善しないと再発したり、頭痛は治っても胃痛とかめまいとか、別の症状がでる場合があります。なので、「どのくらいで治るか」というのはなかなか難しい質問なのです。
 できる限り正確にご説明していますが、表面的な症状がなくなれば治ったとしておしまいにしてしまう方もいますし、根本原因がよくなっていても表面の症状がなかなか取れないとイヤになってしまう方もいます。どちらもよくわかりますので、後は患者さん自身の「どこまで治したいか」「どのように治りたいか」の選択になると感じています。
 ちなみに肩こりや疲れで来院する方からはこの質問はでません。根本原因が「肩がこったり疲れたりする生活状況にある」とご自分で認識しているので、一定期間たてばまた悪くなるのは仕方ないと納得しているのですね。「お風呂は毎日、美容院だって月1回は行きますから、からだの中のアカも月1回はとらないと汚れるらしくて、だんだん具合が悪くなってくるんです」とおっしゃった方がいて、なるほどなと思いました。


太極拳と中国(2005.5.9)
 
 4月の終わりに、中国に太極拳と気功の研修に行ってきました。杭州という箱根や軽井沢のような湖畔のリゾート地で、朝から晩まで太極拳づけという浮世離れした生活でした。
 さて、経済的に大躍進中の中国では西洋化が盛んです。医療も西洋医療に高級感があり、鍼灸や漢方は時代遅れの感覚をもたれています。太極拳や気功も若い人達は興味を持たず、公園で練習しているのは中高年ばかり。わざわざ毎年勉強に行っている身としてはもったいない限りと思いますが、日本の伝統文化だって同じことが起きていますよね。ある程度西洋化が進んでから、また伝統文化を見直す周期になるのでしょう。
 ちなみに公園で太極拳を練習しているような方々には「自分の健康は自分で守る」意識ががっちり根付いています。70歳を超えているような方々もうっとりするほどしっかりした足腰をしています。「病院なんて行きたくてもなかったからね」ということらしいですが。日本も太極拳がちょっとはやってきていますが、足腰ができていないところで格好よさだけ追求すると太極拳は必ず膝を故障させます。一過性のブームで終わらずに、しっかりした足腰の土台の上で究極のリラックスを得て自然とつながっていける、本来の太極拳が広がっていくといいなと思います。


花粉症対策(2005.2.23)
 
 ついにやってきました花粉症シーズン。今年は花粉の量が「ものすごく多い」といろいろなメディアで伝えられていて、花粉症の方もまだなっていない方も戦々恐々としている感じです。
 花粉症は、大雑把にいうと「からだの中の余分な水分が花粉という刺激物が引き金になって鼻からでてしまう」現象です。からだに余分な水分がたまる原因によって鍼灸治療の内容はいろいろ変わりますが、どなたでも自分でできることに「足湯」があります。足を温めるとからだの中のめぐりがよくなり、鼻からでている水分が汗やおしっこで自然に出ていってくれるようになります。そして、花粉という刺激物を取り除く方法に「鼻うがい」があります。やり方は昨年春のコラムをご参照ください。
 こうした「体内水あまり」状態の方の花粉症対策で注意が必要なのは「何らかの飲み物を飲むこと」です。花粉症対策商品はいろいろ出ていて、効果があるものもあると思います。しかし、もともと水分が余っているから花粉症になっている人が、いくら「花粉症対策の飲み物」となっていてもさらに水分をとると、悪化する、あるいは悪化はしないまでもよくはならないケースが結構あるのです。飲む量にもよるのですが。
 心あたりのある方は、地道に(?)足湯と鼻うがいを試してみはいかがでしょうか。


「そんなに悪いわけじゃないんですが・・・」(2005.1.6)
 
 最近、「今どこかがすごく悪いというわけじゃないんですが、診てもらえますか?」という方が増えてきました。もちろんどうぞ! このHPを見ていただければわかると思いますが、私自身がもともとそのくらいの状態でも診てもらえる治療院が欲しかったところから、晴々は開院しています。もっとも、もちろん今とても辛い方や、どこでも治らなくて困っている方もたくさん来ていただいているので、そういう方から紹介されると「この程度で行ってもよいのか?」と躊躇されるようです。症状の重さ軽さに関わりなく治療できるのが鍼灸のよいところです。
 今とくに症状がないとは言っても、肩が凝ったり疲れやすかったり、「好調とはいえない」という状態は皆さん抱えています。そして年齢を重ねていけば誰でも確実に体は老化していきますから、「このままで大丈夫なんだろうか・・・」という漠然とした不安を抱えていくことになります。治療のなかで現在の状態、根本的な体質やなりやすい症状、また改善法もお伝えしていきます。少し目を向けケアしてあげるだけでも、体は変わってきますよ。
 鍼灸治療を気軽に上手に利用してみてください。


気功体操のお話(2004.12.16)
 
 気功体操教室を2つ開いているので、「気功体操って何ですか?」とよく聞かれます。「気功」なのか「体操」なのかはっきりせい、という疑問が多いようです。答えとしては「気功であり体操である」という禅問答みたいな話で・・・。
 見かけはバリバリ「体操」だと思います。教室ではずっと手を上げたり腰を回したり脚を伸ばしたりしています。それじゃ体操じゃんと思いますが、正しく動かした体には自然に気が通るのです。「はーっ」とか言って気を通そうと思わなくても、です。だから体操が気功になるのです。
 それじゃ体を動かすものなら、筋トレでもジョギングでも何でも気が通るじゃないかと言われたら、その通りです。それで気が通っている実感がある方はわざわざ気功体操をやる必要はないと思います。しかし実際には、バリバリ筋トレやジョギングをしているスポーツ選手の方が気功体操を習いにきます。ポイントは「ただ動かす」のではなく「正しく動かす」ことなのです。そしてこれが難しい。
 試しに今、ちょっと手を上げてみてください。「簡単よ」と思うかもしれませんが、上げたところで自分の体をチェックしてください。たいていの人は腰が反るか肩が上がっています。それは腰や肩を使って手を上げていることを意味します。その体の動かし方のまま、つり革につかまったり洗濯物を取り込んだりして生活を続けていると五十肩やぎっくり腰になり、スポーツトレーニングを続けていくと故障したり記録が伸び悩んだりするのです。
 正しく動かすコツは「力を抜くこと」で、これが東洋的な動きの極意なのですが、これは体得するしかありません。そして体得するには、継続して練習するしかありません。今年はエアロビ、来年はヨガというように方法を乗り換えていては身につかないのです。しかし身についていけば、自分で体に気が流せるようになる、つまり自分で自分の体のコントロールができるようになっていくのです。
 実際やってみないとなかなかわかりにくいのですが、大体こんな感じです。


お天気チェック・体調チェック(2004.10.14)
 
 今年は台風の当たり年ですね。ときに皆さんは「台風で体調が悪くなる」ことはご存知ですか? 晴々のベテラン患者さん(?)は台風情報に敏感で「来る!」と察知すると足湯をしたりツボを押したりして予防に励むのですが、「何のこと?」という方も多いようです。
 人間も生物である以上、自覚はなくとも自然環境からの影響を受けながら暮らしています。例えば空気がなくなったらすぐ死んでしまいますよね。これは極端な話ですが、雨が降ったり寒かったりといった日常の変化にも、からだは生存に適するように反応しています。
 台風は、空気がなくなるほどじゃないですが「非日常な環境」であることには違いありません。大雨が降り、大風が吹き、気圧が変化する。すると人間のからだの中でも、水分が過剰になってむくみ、風が吹いてめまいがし、血圧がアップダウンするといった呼応が起きるのです。「そんなバカな」という方もいますが、鍼灸治療はそうした変化を前提に行っている治療なのです。台風が来るとどうも調子が悪いという方、あなたはけして変ではありません。変化に敏感なだけです。
 「自分がどういう季節や天気のときに体調が悪いのか、逆にいいのはどんなときか」を把握していると、心構えができて予定がたてやすくなり、予防もできます。天気による自分の体調チェック、やってみると面白いですよ。


くすぐったがりさん・痛がりさんへの鍼灸(2004.6.20)
 
 晴々には「初めて鍼灸治療を受けるんです」という方がよくいらっしゃいます。ご紹介やHPで「どうやら痛くも熱くもないらしい。くすぐったがりでも何とかなるらしい」と思って来ていただくようで、ありがたいことです。こういう方は治療院のドアを開けたとき「決死の覚悟」の顔をしているのですぐわかります。
 痛がりの方は一本打って、打ったのもわからないくらいなことを実感して初めてほっとしてもらえます。くすぐったがりの方はお腹と背中を触られるのが辛いようで、ここを触らず手足のツボだけで何とかするとほっとしてもらえます。私もほっとする瞬間です。
 この率をみると、世の中には「からだは辛いけどからだを触られるのはもっとつらい」のでじっとがまんしている方が結構いるのでは、と感じます。マッサージやエステの癒しブームに紛れてしまってますが。
 からだは少し手を加えるだけで反応してくれるものです。人に触られたくなかったら、自分で張っているところをマッサージしたりお風呂で温めるだけでもぜんぜん違いますよ。世のくすぐったがりさん・痛がりさんに諦めずにからだをケアしてほしいものだ・・・と思うこの頃です。


周囲の状況に振り回されない自分(2004.5.13)
 
 すごしやすい春の季節のはずなのに、カゼをひいたりだるかったりする人が増えています。原因は激しい気温のアップダウン。うちの治療院でも、冷房をいれた翌日に暖房をいれたりしています。
 からだは外気温の変化に応じて、暑かったら熱を発散させようと毛穴を開いたり汗を出したり呼吸をはやくしたりと、自動的に細かな体温調節をしてくれています。現状は、昨日はたくさん熱を発散させたのに今日は逆に熱を逃がさないようにしなければならないような状態です。からだは機械ではありませんから、そんなまったく逆の切り替えをちょくちょくさせられるのは苦手なのです。そんな状態が続くと、調整機能がおかしくなって不調がでるのです。
 といっても、天気に文句を言ってどうなるものでもありません。今後はこうした異常気象が普通気象になりそうですから、人間側でなんとか対応していくしかないと思います。
 究極の対策は「周囲の状況に振り回されない自分でいること」だと思います。気持ちがどっしり安定している人や、本当に自分のやりたいことをやっている人って、あまり病気にならないと思いませんか?
 と言ってもなかなかそうはなれないわけで、そういう場合は「今ここにいる自分を確認して振り回されない自分を取り戻すこと」だと思います。なんて書くと難しいですが、要は何でもいいのでからだを使うことです。からだを使った気持ちいいとかしんどいとかいう感覚に集中しているときは、先の心配や過去の後悔ばかりして今にいない自分が消えていき、その積み重ねが自分を安定させてくれます。
 私の場合はその手段が気功体操ですが、皆さんはいかがでしょうか。


ほんとうに痛くないんです・鼻うがい(2004.3.19)
 
 今年は花粉の量が少ないので、花粉症の方はほっとしたのではないでしょうか。花粉症の治療は、冬の時期から体の冷えを取り、水分の代謝をよくする治療を行っておくのがベストです。といっても、差し迫った問題にならないと対処に時間を取れないもの。晴々の患者さんも他の症状をとるために治療に通っていたら花粉症も一緒に治ってしまった、というケースがほとんどです。
 それでも花粉が飛びはじめると、なんだか鼻がむずむずします。ここで私が必ず薦めるのが「鼻うがい」。鼻に水を通して口から吐き出すのですが、そう言うと皆さんぎょっとします。「そんなことしたら痛いじゃないですか!」。そりゃそのままじゃ痛いですが、2つのポイントさえ守ればぜんぜん痛くありません。それはうがい水を「ぬるま湯」にして「塩をいれる」こと。こうすればうがい水は「鼻水」と同じ状態になります。鼻水が出ても鼻は痛くないでしょう?同じことです。
 こう説明すると、皆さん一応は「なるほど」と納得するのですが、この先一歩踏み出して実践してみる人はまれなんです。どおおーしても抵抗があるみたいですね。でも勇気をふるってみた患者さんからは「ほんとうに痛くありませんでした!」という感激の(?)感想をもらい、実践した人は今年はほとんど花粉症になりませんでしたよ。
 風邪の予防にも効果大ですから、だまされたと思って(だましてませんが)是非一度トライしてください。


上へ上へと症状が急増する春先(2004.2.23)
 
 妙に暖かかったりまた急に寒くなったりと、安定しない天気が続いています。2月はまだまだ春先という実感はないかもしれませんが、からだは確実に春向けのからだに変化を始めています。
 この時期に急増するのが「からだの上部の症状」です。頭痛、めまい、耳鳴り、目の乾き、のぼせ、肩こりの悪化。春に向けてからだが全体を活動しやすいように温めるウォーミングアップを始めているせいです。温める程度ならいいのですが、熱が過剰になるとからだの上にのぼってしまうのです。エアコンでも、熱い空気は上にのぼってしまい足元は寒いですよね。この熱がからだの上部症状の原因です。とくに、生理のために定期的に血を失ってからだが熱くなりやすい女性達、また普段からかっと頭に血がのぼりやすい人、ストレスが多くイライラしがちな人に症状が出やすくなっています。
 治療に来られた方にはもちろんすぐに熱をとる治療をしますが、自己養生する方法もお教えしています。原理はカンタンで「上がった熱を下げればよい」わけです。方法もカンタンで、「またか」と言われそうですが足湯でOKです。上が熱くなっていたら下が冷えていますから、下を温めればバランスがとれるのです。詳細は前回のコラムを参照してください。
 春向けの準備を始めたところで急に寒さがもどったりすれば、当然からだには大きな負担になり疲れやすくなります。からだの声を聞きながら無理せず元気に春迎えの準備をしてください。


ほんとうにおすすめです・足湯(2003.12.5)
 
 めっきり寒くなってきました。こうなると私が患者さんに連呼する言葉はひたすら「足湯! 足湯をして!」になります。
 「寒くて足が冷えるようになるから」というだけの理由ではありません。普段からでも、運動不足の現代人は頭の方に気があがり、逆に下の足は冷えがちなのです。この「からだの上がかーっと熱く下が冷たい」状態から、からだの上部では頭痛、肩こり、めまい、耳鳴りなどじつにさまざまな症状が引き起こされます。その他にも、たとえば胃が痛い、腰が痛いといった時、足を触ってみると冷たくなっていることが多いのです。からだの一箇所に気が集中して痛みを起こしているので、バランスをとるために足など他の箇所の気が減って冷えるのです。こうしたときは足湯をして逆に足に気を集めて流してあげれば、他の箇所の症状はラクになるのです。今とくに症状を感じていなくても、習慣的に足を温めておくことで全身の気のめぐりがよくなり多くの症状の予防になります。冬は気温的にも足が冷えやすいので、とくに足湯を毎日の習慣にしてほしいのです。
 あまりに簡単で安上がりなので有り難味が薄いのですが、ほんとうに多くの症状に効果があるのでぜひお試しください。バケツなどにお湯をいれ、くるぶしの上10cmくらいまで温めるだけです。人によりますが10〜15分程度、足が温まって赤くなればOKです。途中お湯が冷めたら差し湯をしてください。お好みでアロマオイルや、保温効果のある酒や塩を入れても気持ちいいです。


中国考(2003.10.22)
 
 治療をお休みさせていただいて、中国に気功の研修に行ってまいりました。今注目のお洒落な街上海で、買い物も観光もせずに朝から晩まで太極拳三昧。何やってるんだか・・・。でも太極拳を教えていただいた先生はとても偉大な方で、からだを触らせていただくと気がつねにぐるぐるからだじゅうをめぐっているのがわかって、そのすごさに鳥肌がたちました。鍼灸は明確な理論を持つきちんとした伝統医学ですが、最終的には同じツボに鍼を打つにしても「どこまで気を動かせるか」が勝負になると思うので、鍼灸師に気功は必須であると私は思っています。
 研修後、山水画そのものの風景で有名な桂林に観光に行きました。ここでも公園だの河くだりの船上だのあらゆるスキを狙って太極拳をし、中国の人にも珍しがられてきました。中国でも気功や太極拳はもうごく一部の人しかやらないものになっているのです。医療も伝統医学の鍼灸より新たに流入してきた西洋医学に人気があります。日本で西洋医学の行き詰まりの打開策を鍼灸などの伝統医学に求めようとする動きとちょうど逆ですね。私は日本で禅や茶道を勉強する西洋人と同じような立場なんだろうなあ・・・と思いました。外国人である私が鍼灸をどこまで理解できるのかとちょっと悩んだりしていたとき、一緒に研修を受けていた方が素敵な言葉を教えてくださいました。世界的な指揮者の小澤征爾氏が、日本人がモーツアルトを本当に理解できるのかと言われて、「神様はその音楽をたまたまモーツアルトという一人の人間におろしただけで、それはもちろんウィーンの人にだけ与えたものではなく、全人類に与えたものだ」と答えたそうです。どんな分野にも通じる言葉だと思います。

バナナ・ショック(2003.10.7)
 
 最近、患者さん達とちょっと話題になったのが「バナナ」の話です。バナナは栄養豊富でからだにいい、というイメージをもっていませんか?栄養豊富なのは事実ですが、東洋医学的に見ると日本人でバナナがからだにいい人はほとんどいません。バナナはからだを冷やす性質がとても強いからです。バナナに限らずパイナップルでも何でも、南国でとれるフルーツは同じ性質を持っています。暑い南国に暮らす人たちにはそれが必要だからです。でも湿気が多い温帯の日本に暮らす私達には、そのからだを冷やしてくれる性質は強烈すぎます。ましてやこれからの寒い季節、胃腸が弱い人は食べるとテキメンにお腹をこわすでしょう。「朝は時間がないけどバナナだけでも食べなきゃ」とがんばって食べていた人達にこの話をすると「ショック」と絶句されてしまいます。すると「この食べ物はどうかな、これは?」といろいろ不安になってしまいますが、「自分の暮らしている土地で今の時期に採れるものを食べること」という基本さえ思い出せば大丈夫です。今の秋の季節なら、同じフルーツでも梨や葡萄なら食べすぎなければからだを冷やしません。でも日本産であっても、夏の野菜であるきゅうりやトマトをハウス栽培したものは寒い季節には向かないのです。判断がつかなくても、何かを食べてお腹をこわしたらその食べ物は季節にあってないか、あるいは自分の体質にあってないのです。情報に振り回されずにまず自分のからだの声をよく聞いてくださいね。


うすくなるからだ(2003.8.29)
 
 異常気象だった夏が終わり秋がこようとしています。でもこれからは、こういうイレギュラー状態が当たり前になっていくのだろうと思います。
 私は暑さが苦手なので正直言って今年の夏はラクだったのですが、日照時間不足で実りがうすい稲の映像なんかを観るとぞっとします。同じ現象が自分のからだの中でも起きていることを感じるからです。暑いときにちゃんと暑さを感じていないと、からだの中が充実していきません。うすーい感じの、エネルギーの足りないからだになってしまいます。そして今度は冬の寒さに耐えられなくなってしまいます。
 といっても自然の流れは人間個人の力でどうできるものでもありません。環境の変化に適応していくしかありません。できるだけ歩くなどして脚を使い、循環をよくしておくことがたいせつです。運動する機会がない人はせめて足湯で足をあたためて、からだに持久力をつけてこれからの寒さに備えてほしいなと思います。とくに環境の変化の激しいこれからの秋の台風シーズンに要注意で備えてください。

食べることより食べないこと(2003.8.6)
 
 治療が終わると「何を食べるように気をつけたらいいでしょう?」という質問をよく受けます。「具合が悪くなったら食べ物に気をつける」という情報は、私たちの中に強くインプットされています。でも大半の人は、「何を食べるか」ではなく「何を食べないか」に注意した方がよいのです。ほとんどの人が食べすぎです。そんなに量を食べてはいないつもりでも、カロリーを消費するのに見合う運動をしていないので結局食べすぎ状態になっているのです。
 「キムチダイエット」と「唐辛子ダイエット」が流行ったときにはまいりました。効果がある人も確かにいると思いますが、胃腸の弱い人はあっという間にやられます。体の中に熱がある人もいろいろな症状が悪化します。体の中の水分や血が熱でどんどん蒸発していって、貧血になる人頭痛がする人コジワが増える人が続発しました。
 人間は自然のなかに生きている生き物で機械ではありません。何か特定の食べ物だけ大量に摂取するのは異常な状況です。
 


梅雨はタイヘン(2003.7.10)
 
 七夕くらいから、「具合悪くなりましたー」と駆け込んでくる人が急増。原因は梅雨です。人のからだはほとんどが水でできていますが、これが外気の湿気と反応してからだの中が水あまり状態になってしまうのです。
 出てくる症状は人によって様々。頭に水が溜まれば重い頭痛、鼻に溜まればカゼでもないのに鼻水、皮膚に溜まれば湿疹。「人間てほんとに自然の一部なんだなー」と実感しながら治療しています。




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